天龍村商工会が先進地の馬路村など視察

南信州経済

[ 2010年 1月 28日 木曜日 15時12分 ]

 皮でつくった粉を練り込んだうどんなど村特産のユズを使った商品開発をしている天龍村商工会はこのほど、先進地の高知県安芸郡の馬路、北川両村を訪れ、加工場などを視察した。役場や農林業公社の職員ら8人が参加。担当者から、成功に至るまでの努力や、加工へのこだわりなどを聞いた。

 1963(昭和38)年から農協が中心となってユズの加工品開発に取り組み、年間30億円余の売り上げを実現した馬路村では、関係者から「ゆずの森基本構想」について話を聞いた。

 現在は全国から注目されている同村の加工品開発だが、関係者は「軌道に乗るまでは15年がかかった」と説明。その間に重ねた工夫を伝えたほか、はちみつを加えた飲料に人気が集中していることなどを明かした。

 北川村では皮の加工法について、美観や香りを意識したこだわりなども学んだ。

 伝統的にユズの生産に取り組む同村では、柚餅子に並ぶ特産品をつくろうと、各団体が連携して研究に着手。5年前に天龍農林業公社がユズ果汁を商品化しているほか、同商工会は果汁づくりで余る皮を活用したうどんづくりを模索してきた。

 今回の視察は県の元気づくり支援金を利用した「ユズを利用した特産品開発事業」の一環。商工会は商品開発のほか、生産拡大に向けたユズの苗木の頒布なども計画している。

 清水衆一経営指導員は「天龍村にもユズとはちみつの素材がそろっているので、ニーズが大きい飲料の開発も研究するべきだと感じた。うどんも含め、各団体と連携しながらユズの特産品化の研究を深めたい」と話していた。

  

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