天龍村特産のていざなすの収穫ピーク

南信州経済

[ 2010年 7月 28日 水曜日 8時59分 ]

 県の信州伝統野菜に認定されている天龍村特産「ていざなす」の収穫がピークを迎えている。長さ25センチ、重さ450グラムを超える巨大ナス。大きさとともに果肉の柔らさや甘みの強さが魅力で、年々人気が高まっている。

 ことしも村内約20戸の農家が作付け。6000キログラム余の出荷を見込み、7月中旬から収穫作業を進めている。

 3年前に発足した「天龍村ていざなす生産者組合」が中心となり、出荷規格の統一化などを図りながら増産体制を強化。村と村農林業公社などが販路拡大を進め、ブランドとしての地位確立を目指している。

 平岡のほ場では、出荷がピークに。各園では園主らが週に2回ほどのペースで収穫を重ねている。

 農林業公社の山崎浩一さんによると、春先の低温で生育が遅れたものの、このところの高温で回復してきているという。

 ていざなすは、120年ほど前の1887(明治20)年ごろ、村の南側、神原地区で暮らしていた田井澤久吉さんが東京の種苗店から種を取り寄せて栽培を始めた。名称は田井澤さんの名前にちなんだもので、もともとの呼び名の「たいざわなす」に由来している。

 米ナス系の大型ナスで、大きいものは長さ30センチ、重さ1キロに達するものもあるという。

 その大きさとともに、柔らかい果肉と甘みが人気で、地元ではみそ焼きや焼きなすなどの素材として親しまれている。

 村内では龍泉閣などで販売されている。また、天龍農林業公社が8月ごろから地方発送も取り扱う予定。問い合わせは同公社(電話0260―32―1160、FAX0260―32―1165)へ。

  

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