天龍農林業公社「ていざなすの丸焼き」発売

南信州経済

[ 2014年 7月 26日 土曜日 14時35分 ]

 県の伝統野菜に認定されている天龍村の「ていざなす」を丸ごと焼いた商品「ていざなすの丸焼き」が8月1日から発売になる。農業生産法人天龍農林業公社が一昨年から開発に取り組み、ことし収穫したナスを商品化した。販売は、綿藤トキワフーズを通じルートを確保。ドライブインや道の駅、土産店などで1個450円(税別)で販売する予定。

 ていざなすは、同村神原地区に住んでいた田井沢久吉さんが、明治20年(1887)頃、東京の種苗店から種子を取り寄せて栽培が始まったといわれ、その名前にちなんで「田井沢なす」と呼ばれるようになった。7月から11月まで収穫でき、大きいものは1キロにもなる。実が柔らかく、甘みが強い特徴から近年注目を集め、各方面から引き合いがあるという。

 2007年に生産者組合(現在23人)が発足。年間3万本を生産し、一昨年から共同で選果、出荷している。共同選果により形が悪かったり皮に擦り傷があるものが目立つようになったため、廃棄以外に加工して生かす方法を模索、研究した。

 一番素朴でおいしい食べ方である丸焼きを商品化しようと、500グラムを超えるていざなすをオーブンで丸ごと焼いて冷却し、真空パックで冷凍保管する方法を開発した。旬の時期に製造し冷凍保管することで、年間を通して流通させられると期待している。

 開発を担当した公社の宮澤直祐副社長は「皮付きで焼くことにより風味やみずみずしさを閉じ込めた。解凍後、皮をむき皿に出せば大きな丸焼きナスの出来上がり。美味しいていざなすの丸焼きをより多くの皆さんに味わっていただきたい」と話している。

  

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