天龍農林業公社が新商品「ゆずの種」販売開始

南信州経済

[ 2013年 1月 10日 木曜日 9時21分 ]

 天龍村の天龍農林業公社は、村特産のユズの種を干してパッケージにした新たな商品「ゆずの種」を開発し、販売を始めた。果汁などの製品をつくる際、廃棄していたものを有効活用。保湿効果のある化粧水の原料としての活用などを想定しているという。

 村内で収穫できるユズは、村特産の柚餅子などの原料になっていることでも知られる。同公社が2005年に発売した果肉を搾って瓶詰めする「100%ゆず果汁」も年々人気が高まっており、現在は村内から約8トンのユズを集めて製造している。

ビン1本分、127ミリリットルの果汁を搾り出すには7―8個のユズが必要なため、製造の際に廃棄していた種も多く、これを有効活用しようと研究を進めた。

 着目したのは、ユズの種を2、3日焼酎に漬け、保湿材として手やひじなどに塗っている村内の人たちの姿。

 アルコール度数20度以上の焼酎に漬けると、2、3日で保湿効果があるとされるペクチンが出ることから、公社が所有するビニールハウスでユズの種を1週間かけて乾燥し、袋詰めにした。

 商品名はそのまま「ゆずの種」。1袋100グラム入りとし、300円で販売している。

 同公社の取締役は「多くの方に活用していただき、天龍のユズの種できれいになっていただければ」と話していた。

 平岡駅併設の龍泉閣で販売しているほか、JAみなみ信州が運営するおよりてふぁーむ(飯田市鼎)、りんごの里(同北方)でも販売を開始した。

 今後は同公社ホームページでも注文を受ける予定だという。問い合わせは同公社(電話0260・32・1160)へ。

  

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