子ヤギ30頭の競りに沸く

南信州経済

[ 2020年 8月 4日 火曜日 15時57分 ]

 血統書が発行される登録品種(日本ザーネン種)の子ヤギのみを扱う国内唯一の市場「第71回下伊那子山羊市場」が4日、飯田市大瀬木の三尋石集畜場で開かれた。飯田下伊那地域で育てられた子ヤギを中心に31頭(雄5頭、雌26頭)が出品され、全国各地から足を運んだ20人余りが競りで購入した。

 JAみなみ信州畜産協議会と同JA、JA全農長野本部が主催し、1949(昭和24)年から続く伝統の市場。今年は2~5月生まれの子ヤギが取り引きされた。

 競りでは、スタート価格から一声1000円ずつ価格を上げた。競り合いで一気に上がっていく価格に、市場が沸く場面も見られた。取り引きされたヤギは、乳製品の加工や繁殖、遊休農地の雑草対策などを目的に、各地で飼育される。

 競りに先立ち、飼育技術の向上を目的とする共進会を行い、飯田家畜保健衛生所や畜産技術協会、南信州地域振興局の役職員らが体格やひづめの形、毛並みなどを審査。最高賞の県知事賞に、下條村の川上健吾さん(79)出品の雌ヤギを選んだ。

 川上さんは遊休農地対策として30年ほど前にヤギの飼育を開始。以来「人懐っこくかわいらしいヤギに魅了された」と飼育を続けている。同共進会には毎年のように参加し受賞歴もあるが、最高賞は今回が初めて。「大切に育てててきたヤギが評価されうれしい」と笑顔を見せた。

 共進会入賞者は次の皆さん。

【雌の部】
 ▽県知事賞=川上健吾(下條)▽特別優秀賞=同▽優秀賞=小林俊夫(大鹿)▽優良賞=長沼弘明(飯田)

【雄の部】
 ▽特別優秀賞=原洋一(阿智)▽優秀賞=熊谷宗明(松川)▽優良賞=横前修(喬木)

◎写真説明:子ヤギの競り

  

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