安全に遊べるおもちゃを

南信州経済

[ 2021年 3月 3日 水曜日 15時40分 ]

 飯田女子短期大学幼児教育学科の菱田博之准教授が指導するゼミと、上伊那郡箕輪町の木材加工会社「ヒットコンポジット」(塩澤信之社長)は、0~3歳児向けの木のおもちゃ「MOKCHA(モクチャ)」を共同開発した。2日、飯田市松尾代田の同短大で記者発表を行った。

 木製釣具や疑似餌などの製造を行う同社が、新たな商品開発を模索する中で同短大に協力を求め、菱田ゼミとおもちゃの開発を行うことに。木の特徴を生かしながら乳幼児が安心安全に楽しく遊べるおもちゃを目指し、2017年度から4年間取り組んだ。

 市場に流通しているおもちゃを調査し、短大敷地内にあるつどいの広場や姉妹園などで、子どもが実際に遊ぶ様子を観察し、試作を繰り返しながら材料や形、大きさなどを検討。子どもが飽きないよう不定形にして積み上げることができるデザインにし、振ると音が鳴るガラガラのおもちゃや、果物、ツリー形など計13種類を作成した。

 素材は県産材を取り入れ、ヒノキやスギなどを使用。木そのものを感じられるよう無垢にして、表面は滑らかにせず適度に刺激を感じられるような質感に仕上げた。

 この日は、開発に携わった菱田ゼミの1・2年生9人が出席。子どもたちが誤飲やけがをしないよう、安全性の高いおもちゃを目指して取り組んだことを説明した。

 2年の生徒の一人(20)は「試作したおもちゃで実際に遊んでもらったら壊れてしまったことがあり、どうしたら安全な物にできるかが難しかった。楽しんでもらうことを大切にしながら開発に取り組んだ」と振り返った。

 菱田准教授は「保育者を目指す学生たちが学びを生かしながら、安全で子どもが集中して遊ぶことができるおもちゃを考えた。子どもたちには想像力をかき立て、自由に遊んでもらえたら」と語った。

 同社は今後も、木のおもちゃの開発を進める予定で、塩澤社長は「いろんな形の物を作って広げていき、子どもたちに木の持つ温もりや優しさを感じてもらえたら」と話していた。

 モクチャは2日に発売。問い合わせは同社(電話0265・79・9775)へ。

◎写真説明:完成したおもちゃを手に取る短大菱田ゼミの学生ら

  

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