工事現場向けLED照明 飯伊3社が製品開発

南信州経済

[ 2014年 10月 17日 金曜日 13時01分 ]

 飯田下伊那地域の製造業など3社が連携して開発したハンディー式LED面発光照明装置「テラスンダー」が、販売を手がける中日本ハイウェイ・メンテナンス名古屋から発売された。アクリルパネルをLEDで均等に発光させる技術を核に、携帯性に優れ、安全に長期連続照明を可能にする製品にした。夜間の工事現場などでの使用を想定しているが、汎用性が高く、用途拡大に期待が寄せられる。

 開発したのは乾光精機製作所飯田工場=同市座光寺=とテクノウェイブサンワ=飯田市上郷飯沼=、アルメディア=同市千代=の3社。NEXCO中日本の関連会社で高速道路のメンテナンスを手掛ける同社に企画を持ち込み、3月から開発を進めていた。

 心臓部は、飯伊では防犯灯などへの活用でも知られるテクノウェイブサンワの技術。2000年に開発して特許取得した、アクリル板に特殊なドット印刷を施し、周囲から当てるLED光を均等に反射させる面状発光照明を活用、発展させ、「ドライバーの幻惑防止」と「照射角度が広い十分な光量の確保」の双方を可能にした。

 ガードレールやトラックに掛けての使用を想定してアルメディアが製品デザインを施し、乾光精機製作所飯田工場がフレーム部の製造を担った。

 大型のエンジンを備えるバルーンライトに比べ、テラスンダーはバッテリー付きで高さ44センチ、幅30センチ、奥行き22センチ、重量4キロと小型で軽量。充電型リン酸鉄カーボンバッテリーが、5時間の充電で12時間の連続照明を可能にしている。

 騒音や振動、排気ガスの排出がなく、発火などの恐れもないため、安全面でも優位性を持つ。

 中日本ハイウェイ・メンテナンス名古屋の桂川勝人事業開発部長は「持ち運びがしやすいため、夜間の現場のほか、タンクや下水道内での使用などでも利用できる」と期待。多様なシーンでの活躍を想定し、販売する考えを示した。

 デザインと組み立てを受け持つアルメディアの吉澤富夫社長は「中小企業でも製造できるよう、初期投資が掛からない構造にすることに苦心した」。開発の総合窓口を担う乾光精機製作所飯田工場の多田一幸会長は、第2の経営の柱として成長させることにも思いを寄せて「3社の連携でこれまでにない製品を開発することができた。販路拡大に期待したい」と話していた。

 テラスンダーに関する問い合わせは中日本ハイウェイ・メンテナンス名古屋(電話052・218・6730)へ。

  

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