JAみなみ信州の関連会社「市田柿本舗ぷらう」は27日から30日まで、市田柿の原料柿を加工した3商品の試験販売と試食会を同JA直売所2店舗で開いている。柿ソフトクリームと柿アイスバーを販売し、柿ゼリーの試食ブースを設ける。
商品には市田柿を生柿販売用に大玉生産した「市田美人」のうち、条紋やサイズなどを理由に規格外となった柿を使用。ピューレ加工をした市田柿の原料柿を練りこんだ。
「市田美人」は4年前に開発を開始した。摘蕾や選定技術を徹底し、重さは150グラム以上。渋を抜き、糖度は20パーセントを超える。東京や名古屋、大阪の百貨店などで販売している。
柿ソフトクリームは、農産物加工品の製造・販売会社すずらん(駒ケ根市)と昨年から共同開発を始めた。
市田柿本舗ぷらうの唐澤聖社長(65)は「市田柿は干し柿のイメージがある。新しい生柿の商品で市田柿をPRしていきたい」と展開に意欲を見せる。
会場は同JA直売店りんごの里(飯田市鼎育良町)と、およりてふぁーむ(飯田市鼎東鼎)の2店舗で、30日までの午前9時半から午後4時まで。
柿ソフトクリームは移動店舗販売のため、28日はりんごの里、29・30日はおよりてふぁーむのみの販売。
◎写真説明:唐澤社長が柿ソフトクリームを紹介