新事業の船出を後押し 協議会「I―Port」設置 飯田市

南信州経済

[ 2017年 8月 31日 木曜日 16時58分 ]

開港式で手を携える構成機関の代表者ら(市役所で)

  飯田市は8月30日、大都市圏や世界を目指す中小企業や起業家を支援する新協議会「I―Port(アイポート)」の「開港式」(設置式)を市役所で開き、時代の変化に対応した新事業の創出を連携して支援する誓いを立てた。

 I―Portは人口減少が進み、リニア中央新幹線と三遠南信自動車道の開通が近づく中、新たなビジネスモデルの創出や既存商品・サービスの高付加価値化を目指す中小企業の経営者や起業家を総合的に支援する組織で、経営資源と信用力を補完する「共創の場」として設けた。

 行政、金融機関、公的団体、経済団体など14機関で構成し、相談は無料。「大都市と世界」をメインターゲットとするビジネスモデルを経営技術、販路開拓、情報発信の面から重層的に支援する。

 外部の専門家からの指導もI―Portの予算で受けられるほか、ビジネスマッチングも後押しする。共同窓口は市金融政策課(事務局)と飯田商工会議所。

 設置に合わせ、I―Portが認めた新事業に5000万円までを金利1・1%で貸し付ける市中小企業振興資金「I―Port支援資金」も新たに設けた。信用保証料は全額を市が負担する。

 設置を発表した4月以降、正規で1件、候補の1件に対応している。

 開港式には加盟機関の関係者が出席。ビジネス船の出港を後押ししようと、壇上で手を携えた。

 牧野光朗市長は「海のない飯田だが、新たな船出の意味を込めてスタートする。各支援機関と手を携え、新事業の創出を継続的に行いたい」とあいさつした。

 構成機関の代表者も「市の本気度が伝わる踏み込んだ事業の期待に応えたい」「地域経済の活性化に効果があるはず。積極的に取り組みたい」などと抱負を述べた。

 参加する機関は次の通り。

 飯田市、県南信州地域振興局、日本貿易振興機構長野貿易情報センター、飯田商工会議所、中部経済連合会、浅間リサーチエクステンションセンター、八十二銀行、飯田信用金庫、長野銀行、県信用組合、県信用保証協会、日本政策金融公庫、JAみなみ信州、南信州・飯田産業センター

  

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