新連携ビジョン基本合意へ 豊橋市で三遠南信サミット

南信州経済

[ 2018年 10月 29日 月曜日 15時50分 ]

豊橋市で開かれた三遠南信サミット

 三遠南信地域(南信州、東三河、遠州)の一体的な振興を目指し、行政、経済界、大学・研究機関、地域住民らが一堂に会する「第26回三遠南信サミット」(三遠南信地域連携ビジョン推進会議・SENA主催)が29日、豊橋市で開かれた。テーマは「三遠南信流域都市圏の創生~日本の県境連携先進モデル」。第2次三遠南信地域連携ビジョン案(2019~30年)が示され、基本合意に向け全体会、分科会を通じて意見が交わした。

 2017年2月に飯田市で開いた第24回で、連携ビジョンの策定から10年が経過したことを受け「地方創生に対応した新たなビジョンの策定に取り組むこと」を宣言。同年10月に浜松市で開いた第25回では現行ビジョンの検証結果に基づき、新たな地域連携の方針を検討した。

 以降、行政、経済界、学識者らでつくる策定委員会を中心に策定作業を本格化。これまで培ってきた県境地域の産学官民連携の蓄積を生かし、県境連携先進モデルとしての役割を果たそうと、基本方針や重点プロジェクトなどの具体化を進めてきた。

 この日、全体会では「新ビジョンへの期待」をテーマに、SENA会長の鈴木康友浜松市長、国土交通省中部地方整備局の岩田美幸企画部長、南信州・飯田産業センターの萩本範文専務理事、浜松・浜名湖ツーリズムビューロの前田忍事業本部長、豊橋技術科学大学の井上隆信副学長が意見交換。コーディネーターは静岡文化芸術大学の池上重弘副学長が務めた。

 また、分科会ではそれぞれに対応する新連携ビジョン案を確認しながら、相互の連携、協力の下、一丸となって地域振興に取り組んでいくことを誓い合った。

 開催にあたり鈴木会長は、「人口減少に伴い自治体運営を取り巻く環境は厳しくなっており、『連携』が重要なキーワードになる」と強調。「これまでも全国をリードする県境を越えた連携に取り組んできたが、新連携ビジョンの策定によりさらに歩を進め、三遠南信道、リニア新幹線という交通体系を見据えた中で、新たなステージに入りたい」とし、活発な議論を求めた。

  

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