新飯田商工会館の竣工式が13日、同市常盤町の現地で開かれた。飯田商工会議所(柴田忠昭会頭)会員をはじめ、入居企業・団体や工事関係者など約100人が出席。経済界の新たなシンボル誕生を喜ぶとともに、さらなる地域経済の発展に向け有効に活用していくことを誓い合った。
新商工会館は、地上4階、地下1階建て、延床面積は2215・55平方メートルで、飯田商議所をはじめ7団体・企業が入居する。
耐震安全性に考慮した建物となっており、構造強度は基準法の1・25倍に。また、「環境モデル都市飯田ならではの自然に優しい環境づくり」を目指し、屋上には太陽光パネルを設置したほか、ライフサイクルコストの低減を図るため、外壁断熱工法やサッシ・ガラスの断熱化、LED照明なども導入した。
さらに、「地域との触れ合いを大切に」をモットーに、地元商店街の活性化に役立てる「商店街交流ホール」を設置。高速バス乗降所としての利便性にも配慮した。
竣工式で柴田会頭は「建設の基本理念である『飯田唯一の総合経済団体として豊かな地域づくりと地域経済発展を図るための活動拠点となる施設とする』を真に遂行し、入居する諸団体とともに、商工業者の拠り所として、また相談機関として気軽に利用していただける会館を目指す」と力を込めた。