阿智村のスタービレッジ阿智誘客促進協議会(会長・熊谷秀樹村長)による早朝の雲海ツアー「天空の楽園 雲海ハーバー」が、同村智里のヘブンスそのはらで開かれている。ゴンドラとリフトで1600メートルの展望台へ上り、気軽に日の出や雲海が楽しめる人気メニューで、連日県内外から観光客が訪れている。
夜明け前の星空や日の出、雲海、朝日に輝く紅葉を見る絶景ツアーとして2014年から始まった。天候の影響を受けやすい夜の星空ナイトツアーと比較して、高確率で目当ての景色が見られることが特徴だ。
10月31日は350人以上が来場。午前6時過ぎから南アルプスの稜線が黄色く染まりだし、神々しい太陽が顔を出すと、待ち受けた人々から歓声が上がった。
この日の雲海は小さめだったものの、朝日に照らされた紅葉が美しく、観光客らはカメラやスマートフォンを手にし、気に入った風景を写真に収めていた。
愛知県春日井市から親族と訪れた男性(78)は「雲が薄いのは残念だったが、朝日は凄くきれいだった。都市部に住んでいると滅多に見ることのの出来ない景色を見ることができた」と笑顔だった。
ヘブンスそのはら一帯では、紅葉が見頃。山頂の会場とゴンドラ区間の中腹から山頂までがピークを迎えている。徐々に麓に向かい、11月中旬ごろまで観賞が楽しめるという。
料金は大人3600円、小中学生1800円、未就学児は無料。ゴンドラ・各リフト券込み。11月23日まで。
問い合わせは阿智☆昼神観光局(電話問い合わせはヘブンスそのはら(電話0265・44・2311)へ。
◎写真説明:日の出と雲海を楽しむ