昼神☆プレミアムサポートモニターツアー

南信州経済

[ 2019年 7月 9日 火曜日 15時41分 ]

 障害の有無や年齢などに関わらず、誰もが楽しめる旅行「ユニバーサルツーリズム」の実現に向け、阿智☆昼神観光局と訪問介護事業を手掛ける「わくわく」(中山陽平社長)=飯田市松尾=の連携による「昼神☆プレミアムサポート」の第3回モニターツアーが8日夜、阿智村浪合の「日本一の星空 浪合パーク」で行われた。月末の事業開始を前に、スタッフらは夜間のサポート方法を検証。課題の洗い出しや問題解決を図った。

 今回のツアーに参加したのは同市鼎中平の折金恒男さん(72)・愛子さん(76)夫妻と孫3人。愛子さんは2年前に病気で倒れ、以後は歩行器や杖を使って生活しており、サポートとして息子夫婦も付き添った。

 7人は「ACHI BASE」内のカフェで食事をし、浪合パークに移動。星兄こと田端英樹さんから星の見つけ方などについてレクチャーを受けた後、星空観賞を行った。

 施設から観賞エリアまでは、子供たちがライトで道を照らし、スタッフが愛子さんを乗せた人力車型の車椅子を引いて移動。この日は厚い雲がかかり星は見えなかったものの、7人はガイドの解説を聞きながら、楽しげに会話を交わしていた。

 愛子さんは「もう家族で旅行なんてできないと諦めていたのでとても楽しかった」と笑顔。「暗い中での星空観察も安心してスタッフの方に任せられた。サポートしてくれる人がいるとありがたい」と事業の実現に期待を寄せた。孫の一人(11)は「星は見えなかったけど、おばあちゃんたちと一緒に食事をしたり星のことを学べてよかった」と話した。

 昼神☆プレミアムサポートは、昼神温泉のユニバーサルツーリズム事業の一環として開始。わくわくの職員3人が、旅行介助の専門資格の認定を受け、事業が具体化した。飯伊在住の要支援・要介護者を主な対象とし、7月末から事業をスタートさせる予定で、10月ごろをめどに事業を本格化させる。

 観光局の村松晃さん(53)は「体の不自由な人が暗闇の中で色んな困難を乗り越え、星空観察が楽しめるか検証できた。この事業をきっかけに出かけることをためらっている要支援・要介護者に勇気を与えることができれば」と話していた。

◎写真説明:孫らとともにツアーを楽しんだ折金愛子さん

  

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