昼神温泉郷に中国上海市から観光ツアー

南信州経済

[ 2010年 12月 8日 水曜日 9時37分 ]

 阿智村の昼神温泉郷に5日から19日まで、中国上海市から112人の観光客が訪れている。同温泉郷が100人を超える募集ツアーを受け入れるのは、今回が初めて。

 温泉郷の宣伝活動と経営戦略にあたる第三セクター「昼神温泉エリアサポート」は、2008年12月から上海に誘客拠点を設け、中国人富裕層をターゲットに「オールドジャパン」「日本の田舎」に触れられる“中央道ルート”の宣伝活動を展開している。

 今回のツアーは3班が3泊4日で東京ディズニーランド―東京―横浜―富士山―妻籠―昼神温泉―名古屋をめぐるプラン。手ごろな価格に設定したとあって、20代半ばを中心とした20―45歳から申し込みがあった。

 誘客業務の委託契約を結ぶ日本旅行の現地法人に加え、ほかの代理店も使って広く営業をかけようとしていた時期に尖閣諸島問題が起きたが、「直接的なダメージはなかった」(エリアサポートの担当者)という。

 昼神温泉は3日目の夕方に訪れ、清風苑に宿泊。温泉と会席料理を満喫した。中国側のスタッフは「南木曽や昼神周辺は静かで衛生面に優れ、環境が保護されていることに感心した。初めて来日する人にも大都市だけでなく、日本らしい日本、田舎を見たいというニーズはある」と話していた。

 同温泉郷が上海の拠点を通して受け入れた中国人旅行者は約10組(100人弱)。募集ツアーは過去に何度か打ち、今回初めて催行された。

 エリアサポートの担当者は「引き続き上海・北京の富裕層を中心に中央道ルートを勧めていくが、お手頃価格ツアーのニーズにもある程度対応していきたい」と話している。

  

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