暖房こたつ舟の運行開始

南信州経済

[ 2016年 12月 1日 木曜日 16時14分 ]

001こたつ舟

 天竜川の冬の風物詩「暖房こたつ舟」の運行が1日、天竜舟下り(弁天港―時又港約6キロ)とその下流の天竜ライン下り(天龍峡温泉港―唐笠港約8キロ)で始まった。2月いっぱい運行する。

 飯田市松尾新井の天竜舟下り(杉本忠社長)本社のある弁天港では、初日の午前11時に千葉からのツアー客24人を乗せた2艘の暖房こたつ舟が出港した。午後2時には伊那市から16人の予約もあり、同社の木下明総務部長(51)は「感触としてはとてもいい」と手応えを語った。

 同社によると、5月から11月までの利用客は4万5000人で昨年より5000人増えている。

 木下部長は「ヘブンスそのはら(阿智村)の『日本一の星空ナイトツアー』が当地域の観光を引っ張ってくれている」と指摘。「ナイトツアーの人気で7月ごろから関東方面からのお客さんが非常に増えている。3日からウインターナイトツアーが始まると暖房舟も昨年よりお客さんが増えそう」と話し、2月までに4000人の利用客を見込んでいる。

 暖房こたつ舟は、全長約12メートルの客席部分を透明のアクリル板で覆い、足下に豆炭あんかの細長いこたつを置いて暖を取りながら、冬の舟下りを楽しむことができる。冷たい風や波しぶきが飛び込んでくる心配もない。千葉の観光会社の「クラブツーリズム」のお誕生日企画で参加したという60代の男性は「初めてなので楽しみです」と語り、舟に乗り込んだ。

 船頭の南島純さん(33)は「冬の舟下りは寒いイメージがあるが、眠くなるほど暖かいと感じてもらえれば。カモもたくさんいて意外に楽しめます」とPRした。

 飯田市龍江の天龍ライン遊舟(半崎信弘社長)は1日、天龍峡に冬の到来を告げる「暖房船(こたつ舟)」の運行を始めた。今シーズン最初のこたつ舟には地元の女性グループが乗り、泰阜村唐笠港までの約50分、暖かい船旅を楽しんだ。2月末まで1日2便の定期船が出航する。

 第1便を利用したのは、スタッフの誕生会と忘年会を兼ねて天龍峡を訪れたセンゲキシネマズ(同市中央通り)の女性5人。舟に乗り込んで豆炭こたつに足を入れると、さっそく誕生会が始まった。

 祝福を受けた女性(22)は「珍しいこたつ舟に乗りながら祝ってもらえてすごくうれしい」と話していた。

 同社では「午前なら霧がかかった幻想的な渓谷の風景が楽しめる。こたつに入りながら天龍峡の冬景色を満喫して」と話している。

 出港は午前10時半と午後2時10分の1日2回。年末は29日から31日まで休業し、新年は元日から営業する。問い合わせは同社(電話0265・27・2247)へ。

  

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