飯田市の天龍峡で19日、朝市「りゅうの朝まーけっと」が始まった。「天龍峡を元気にしたい」と地元有志が企画。毎週日曜日に天龍峡遊歩道内の数カ所で順に開きながら、地元産の農産物や軽食を販売。体験企画を通じて魅力を発信し、天龍峡を活気付けていく。
新型コロナウイルス感染症に伴う自粛で苦しい状況が続く中、「出掛けてもらい、住民が楽しめる場所をつくろう」と企画。宿泊業、飲食業、観光農園など地元有志が天龍峡朝市実行委員会を結成し、準備を進めてきた。
初回のこの日は、龍江の大田下広場(天龍峡農産物直売所あざれあ前)で開催。ナスやピーマンなど地元の家庭菜園で取れた野菜や天龍峡産の初なりリンゴを並べ、ピザサンドなどの軽食や雑貨を販売した。地元食材を使ったスープも無料で提供した。
朝市は毎週日曜日の午前7時~同9時に開く。7月は大田下広場で開催し、8月以降は同広場や駅前広場、ご湯っくり前、龍峡亭前を会場に順に開く。
農業体験や遊歩道ウオーキングなど体験企画も予定しており、会員制交流サイト「インスタグラム」で発信する。
実行委の一人で、龍峡亭の北原妙子さんは「感染症で外に出掛けにくい中で、地元に目を向けてもらう機会になれば。朝市の後は天龍峡を巡ってもらえるとうれしい」と話していた。
出店者も募集している。問い合わせは松尾真由美さん(090・9357・0870)へ。
◎写真説明:にぎわう「りゅうの朝まーけっと」(飯田市龍江の大田下広場で)