松川町で食用桜の摘み取りが最盛期

南信州経済

[ 2018年 4月 25日 水曜日 16時07分 ]

生田事業所で集荷している八重桜

 松川町生田地区を中心に栽培されている食用の八重桜「関山」の花の摘み取り作業が最盛期を迎え、JAみなみ信州松川支所の生田事業所に持ち込まれている。

 生田地区で栽培が始まったのは、昭和50年代後半。当時、同地区では小梅の栽培が盛んだったが、需要減による価格の低下などが危ぐされ、新たな特産品を作ろうと導入された。

 現在は同JA管内で生産している約60戸のうち、そのほとんどを同地区で占めており、一部、隣接する豊丘村や飯田市内にも広げている。

 最近の栽培管理は、低樹高化で収穫作業を効率化させていることが特徴。JAによると、施肥管理を徹底し、樹勢維持と安定生産に努め、適期収穫で品質確保と収穫ロス軽減などを図っている。

 全国的に桜の出荷量が減少している影響もあり、加工業者の購入意欲が高く、良質な物は特に人気。1花房5花のうち、2花が中開きまたは蕾の状態のものが最も良い状態として取引されている。

 競合産地の生産者が減っていることもあり、1キロあたり1300円前後の単価で取引されている。

 同地区の生産者の一人、清水亀重さんはことしの桜について「花が霜に当たることもなくきれいにできた」と話していた。

 摘み取り作業は今月末まで続く。

  

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