平谷村商工会(西川範明会長)は、休校中の小中学生を対象に昼食を提供する緊急支援対策活動「ひらサポ弁」を14日から展開している。希望した児童生徒に向け、飲食業を営む村内の会員6店舗が日替わりでつくっている。
保護者の負担軽減と小規模事業者の支援につなげる狙いで、休校中の14日から24日までの平日、小中学生36人のうちの希望者に提供する。注文は事前に2週間分を一括で受け付け、毎日約30人分が入っている。弁当1つの予算を500円に設定。村が給食費などとして400円を補助し、1食100円で提供している。
弁当は保護者が商工会に取りにいくか、商工会の役員や職員、飲食店が各家庭に配達。飲食店は弁当の内容に偏りが出ないようにと、いなり寿司にしたりどんぶりにしたりと工夫を凝らしている。
保護者からは「子どもたちはどんな弁当が入っているか楽しみにしている」などと好評という。
西川会長は「突然の提案にも関わらず、多くの飲食業会員が協力して実現できたことに感謝したい。少しでも保護者の方の助けになれば」と話していた。
◎写真説明:栄養たっぷりの「ひらサポ弁」