欧州旅行業者がインバウンド促進事業で川本美術館を視察

南信州経済

[ 2010年 3月 1日 月曜日 8時06分 ]

 ドイツなどヨーロッパ5カ国の旅行業者7人が26日、飯田市を訪れ、川本喜八郎人形美術館を視察した。国交省中部運輸局、中部(東海・北陸・信州)広域観光推進協議会、中部国際空港利用促進協議会、中部国際空港などが主催するインバウンド(海外から日本への入国旅行)促進事業の一環。ヨーロッパの旅行業者を招請し、中部地域9県において22日から約一週間実施される視察旅行で、長野県内では同館のみの来訪となった。

 最初に同館の概要と設立の経緯について職員が説明。次に展示室で「三国志」などの人形を鑑賞した。その後、映像ホールで人形アニメーション「道成寺」を観覧。スクリーンに映し出される人形の繊細な演技に、一堂は見入っていた。

 視察旅行を主催した中部国際空港営業本部、旅客営業グループ担当課長の長坂茂弘さんは「今回、中部国際空港に直行便があるヨーロッパの旅行会社5社を招請した。視察の日程を考慮し長野県と相談した結果、ヨーロッパ人が興味を持つのではないかということで人形美術館を訪問した」と話した。

 イタリアの旅行業者パオロ・チコッツィさん(40)は同館の展示について「とても日本的でユニーク。実際に人形を見て知ってから人形劇を見るのはいいプログラムだと思う。日本の伝統文化の1つで、見なくてはならないものと感じた」と好印象を受けた様子。また情念や愛憎を描いた物語「道成寺」については「女性は怖いね」と語った。

 この後、愛知県犬山市へ移動、静岡や三重などを訪問し3月2日に各国へ帰国予定。

  

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