浜松で三遠南信サミット 「特色活かし一体的発展を」

南信州経済

[ 2014年 10月 28日 火曜日 16時57分 ]

 三遠南信地域連携ビジョン推進会議(SENA・事務局浜松市)は27日、長野県の南信州、愛知県の東三河、静岡県の遠州の連携強化を図る「第22回三遠南信サミット2014in遠州」を静岡県浜松市のアクトシティ浜松を主会場に開いた。SENAは7月に構成団体の主体性を推進する狙いで体制を改編しており、新SENA移行後は初のサミット。県境を越えた一体的な発展に向け、議論を深めた。

 毎年、会場を3圏域の持ち回りで開き、ことしのテーマは「変わりゆく社会環境のなかで~三遠南信の特色を活かした地域発展を目指して―三遠南信地域連携ビジョンの実現のために―」。行政や経済団体、大学・研究機関、住民組織など87団体の構成員ら約600人が参加し、シンポジウムや分科会を通じて現状課題を共有し、対応策などで意見を交わした。

 全体会の開会にあたりSENA会長の鈴木康友浜松市長はリニア中央新幹線の事業認可に触れ「南信州はもとより東海沿線にとっても大きな社会資本の整備」と指摘。人口減少時代に伴う社会構造の変化への対応策として国も推進する地域間連携を挙げ「三遠南信は先進的であり、ますますの連携促進へ尽力を願う」と呼び掛けた。

 SENAは三遠南信地域連携ビジョンのテーマである「三遠南信250万流域都市圏の創造」の実現に向け、活動する。以前は3圏域の経済・行政団体を中心にした組織(ネットワーク)単位で構成したが、新体制では個々の主体性や実効性を高めるため、細かな枠組みを取り払い、広域連合とも協力体制の構築を図る。新たに駒ケ根、中川、飯島、宮田の県内4市町村と静岡県の4市も正規構成員に加入し、住民組織や大学機関もオブザーバーに位置付けた。

 全体会後のシンポジウムは「三遠南信地域の可能性を探る」と題して実施。パネリストを南信州は熊谷秀樹阿智村長、遠州は大須賀正孝浜松商工会議所会頭、東三河は穂積亮次新城市長が務め、コーディネーターを愛知大学三遠南信地域連携研究センターの戸田敏行センター長が担った。

 分科会のうち、「道」は「中部圏の中核となる地域基盤の形成」、「技」は「持続発展的な産業集積の形成」、「風土」は「塩の道エコミュージアム」の形成、「山・住」合同は「中山間地を活かす流域モデルの形成」と「広域連携による安全・安心な地域の形成」をテーマに、基調報告も踏まえて議論。午前は圏域の住民団体による活動報告や意見交換などのセッションもあった。

  

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