深さ30メートルの立坑初公開

南信州経済

[ 2021年 5月 17日 月曜日 15時08分 ]

 阿智村清内路に建設中の「清内路水力発電所」を巡り中部電力は16日、地域住民を対象にした見学会を開き、地下30メートルまで掘り下げた発電所の立坑内部を初公開した。導水路トンネルも含めた土木構造物の整備を概ね終えており、工事は6割ほどの進捗という。今後は電気設備の工事を本格化させ、来年6月の稼働を目指す。

 2018年5月に着工。飯田市の黒川、村内の小黒川から取水する流れ込み式の中規模発電所で、年間発電量は2900万キロワット時(一般家庭約8800世帯分相当)を想定する。

 えん堤2カ所で最大毎秒2・5トンを取水し、計5・1キロの導水路トンネルで有効落差約273メートルの水圧管路に水を運んで落とし、発電所で水車を回して発電する。

 見学会は中電と地元清内路自治会との共催で4回目。国道256号沿いで、発電機や水車を整備する直径12・4メートルの立坑を公開した。

 住民ら32人が参加した。地上からビル8階相当の深さを階段で下り、最深部に到達。設置工事が進む発電設備などを見学し、工程の説明を受けた。

 桜井弘志同自治会長(72)は「順次現場が公開され、住民の不安解消につながっている。思っていた以上に規模が大きく、工事の進捗状況を実感できた」。熊谷秀樹阿智村長は「地元の声を中電に伝えつつ、今後の工事が安全に進むよう見守っていきたい」と語った。

 今後は導水路トンネルの仕上げ吹付け、水車・発電機など設備設置を進める。中電清内路水力建設所の谷口博幸所長は「地元の皆さんの協力のおかげで工事は順調に進んでいる。今後も資機材の運搬が続くので、安全を第一に進めたい」と話していた。

◎写真説明:深さ30メートルの立坑

  

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