飯田市が温泉トラフグ商品化へ 新年度はまず「かぐらの湯」で

南信州経済

[ 2016年 3月 14日 月曜日 13時18分 ]

 飯田市は11日の市議会産業建設委員会で、2011年度から市南信濃振興公社(南信濃)が取り組む温泉トラフグの養殖について、試験養殖で一定の成果が確認できたとして、新年度から商品化に乗り出す方針を伝えた。新年度一般会計予算案に遠山郷特産品開発事業補助金(施設補助)として1100万円余を計上した。

 温泉トラフグの養殖は同公社が運営する「かぐらの湯」の塩化物泉を利用し、11年11月に開始。温泉近くの施設で試験飼育を続け、定期的に試食会も重ねてきた。遠山郷の観光振興の一環として市も支援してきた。

 市観光課によると、200匹の試験養殖を行ってきたが、稚魚からの生存率が90%となったことから、本格的な出荷とブランド展開に踏み切る。稚魚から約1年半で、出荷可能な800~1200グラムサイズに成長するという。

 16年度は500匹の養殖体制を見込み、水槽などの施設を増設する。まずは「かぐらの湯」の食堂で食材として提供。遠山郷の新たな特産品として、ブランド化や事業の拡大を目指す。

 温泉トラフグを使った新商品の開発や販路の開拓にあたっては引き続き、栃木県那珂川町の先進企業の協力を得て進める。

 同公社は事業を軌道に乗せ、新たな起業展開や雇用の創出、IUターンの促進などにつなげたいとしている。

  

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