火星探査機に多摩川精機製センサ搭載

南信州経済

[ 2012年 8月 11日 土曜日 9時42分 ]

 日本時間の8月6日、火星に着陸成功したNASAの無人探査機「キュリオシティ」に、多摩川精機(萩本範文社長)=飯田市大休=が製造した角度センサ・レゾルバセンサが使用されている。キュリオシティは全長3メートル、重さ900キロの車輪がある移動型探査機。同センサは車体の制御に使用され、重要な位置情報を提供するという。

 同社では、NASAの「Mars Science Laboratory」プログラムに向け、約6年前から計約50台の同センサをアメリカの企業を通じて納めている。同社第1事業所で製造された同センサは、直径約85―120ミリの4種類。センサ部に電子部品を持たず、衝撃、振動、温度など耐環境性に優れているのが特徴。また、放射線の影響も受けにくい。センサの種類としては、構造は違うものの、ハイブリッドカーに使用されているものと同じ分類になるという。

 同社のセンサおよびモータは、1986年に打ち上げられたJAXAのH―Ⅰロケットを皮切りに、国際宇宙ステーション「きぼう」や人工衛星など、日本の航空宇宙プロジェクトを中心に数多く使用されている。同社製品の販売を担う、多摩川精機販売=同市羽場町=の開発営業部マーケティング課長は、「創業以来積み重ねてきた技術が評価され、アメリカが行う大プロジェクトに製品が使用されたことをうれしく思う。火星で活躍してくれることを期待する」と話し、「NASAのホームページでは、キュリオシティが撮影した360度の画像データが公開され、トラブルの報告も出ていない。しっかりと機能していることが分かりほっとした」と笑みを浮かべた。

  

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