産業振興の一大拠点に 「エス・バード」が開所 旧飯田工を活用

南信州経済

[ 2019年 1月 5日 土曜日 15時55分 ]

 旧飯田工業高校(飯田市座光寺)を活用し、南信州広域連合が整備を進めてきた産業振興と人材育成の拠点「エス・バード」の開所式が4日、現地で開かれた。航空機など地域のリーディング産業を創出し、伝統・地場産業の高度化・高付加価値化などを図る狙いで、研究開発や人材育成に必要な機能を集約。指定管理者の公益財団法人南信州・飯田産業センター(旧同市上郷別府)も完全移転し、同日から業務を始めた。

 開所式はメインエントランス前で実施。「エス・バード」の名称とともに、施設内に入る同センターや県工業技術総合センター、信州大学南信州・飯田サテライトキャンパス、市工業課などが記された案内看板を除幕し、リニア中央新幹線や三遠南信道の開通時代を見据えた新たな拠点の完成を祝った。

 同広域連合長の牧野光朗飯田市長は一連の整備経過も交え「さまざまな機関が連携し、切磋琢磨を重ねてこそ当地の産業振興の形ができてくる。まずは多くの皆さんに知ってもらい、共創の場として活用してもらうことが大事」と強調。リニア駅予定地に近い地の利も踏まえ「当地域にさまざまな人々が集まり、イノベーションが発信されることを願う」と期待を込めた。

 拠点整備事業は、南信州広域連合と南信州・飯田産業センターを中心に2014年度に提唱され、県からの施設譲渡を受けて段階的に進められてきた。総事業費は19億3800万円。駐車場など外構工事が完成後の3月下旬に竣工記念式典を予定している。

 旧体育館のA棟には500人規模の講演会や展示イベントができるホールを整備。航空機システムの開発などに必要な試験設備や分析機器などもまとめた。

 C棟は17年4月に開講した信州大の航空機システム共同研究講座の実験室として、先行して活用されてきた。一般に開放するコワーキングスペースやカルチャースペースなども設けた。

 B棟1階には飲食店や売店などが入る。地場産品などを展示・販売する「おいでなんしょ」店長の平岩道雄さん(51)は「飯田下伊那の産業や文化、味などが凝縮されたスペース。地元の皆さんにも足を運んでもらい、地域の魅力の確認や発信の場として役立ててもらえれば」と話していた。

◎写真説明:産業振興と人材育成の拠点「エス・バード」の開所式(飯田市座光寺で)

  

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