県議会危機管理建設委員会が飯伊の現地調査

南信州経済

[ 2013年 7月 26日 金曜日 8時08分 ]

 県議会危機管理建設委員会(今井敦委員長、9人)が24日、飯田下伊那の現地調査を行った。飯田合同庁舎で南信州広域連合と下伊那土木振興会から陳情を受け、現地機関から概況説明を受けた後、南信濃の三遠南信自動車道の現道活用区間となる国道152号線小道木バイパスと和田バイパス、天龍村の国道418号十方峡バイパスなどの建設工事現場を視察した。

 陳情は、リニアや三遠南信自動車道を見据え、将来の南信地域の広域交通ネットワークの計画立案、それを踏まえての道路整備の事業化促進へ向けた財源措置と積極的な支援策の拡充を求めている。また、南アルプスを貫くトンネル掘削などで大量の残土の発生が見込まれ、残土処理運搬のダンプトラックなど工事用車両の増加が予想されることから、工事に関連する道路整備の一層の促進を要望している。

 三遠南信自動車道については、青崩トンネルの早期工事着手に一層の支援や、現道活用区間となる国道152号と、関連する国道256号・418号などのアクセス道路の整備促進などを求めている。

 委員会質疑の中で、委員から「大鹿村で発生するリニアのトンネル掘削による残土を処理するための道路整備計画はあるのか」との質問が出た。飯田建設事務所の山岸勧所長は「普通車のすれ違いも厳しいが、今のところJRが責任を持って必要な整備をすることになっている。県で拡幅することは考えていない」としながらも、「JRは残土をどこに持っていくか明確にしていない。場所によってはいろいろ問題が生じてくる。具体的な受け入れ先が決まるのはこれから」と答えた。

 また、三遠南信自動車道の青崩トンネルの現状と見通しについて、同所長は「青崩峠6キロのうち5キロ弱をトンネルで造る。調査坑による地質確認と避難通路確保のため、本年度から長野、静岡両県側から調査坑の掘削に着手できた。本坑の着工までに4、5年かかる」と述べた。

 南信濃の国道152号小道木バイパス(1700メートル)のうち1196メートルのトンネル建設工事現場を視察した委員らは、現場責任者から切羽状況について「こんなに 土質が脆弱(ぜいじゃく)とは想定していなかった。ふつう真ん中に行くと硬くなって掘りやすいが、ここは土質が脆弱なためボルトの本数をふやさねばならずお金がかかる」と説明を受けた。

 同トンネルは昨年3月18日に着工、3年間で完成の予定。現在の進捗率は金額で70%という。同バイパスは2つのトンネルと2つの橋りょうを造る。総事業費は約54億円。

 地元選出県議の古田芙士委員は「このバイパスが完成すると南信濃から飯田までの時間距離が短縮される。いよいよリニア関連の事業に集中投資ができるようになる」と話していた。

  

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