竜峡小梅の出荷始まる 特産品・収量維持が課題

南信州経済

[ 2015年 5月 25日 月曜日 13時48分 ]

 飯田下伊那地域の特産品の竜峡小梅と飯田小梅の出荷がJAみなみ信州で始まった。21日には豊丘村の同JA総合集荷販売センターで青果100ケース(1ケース=10キロ)と加工用6トンを出荷。生産者の減で収量の維持が課題となっている。

 飯伊は2000年ごろまで、国内有数の小梅の産地として年間約2000トンの出荷量を誇っていたが、海外産ウメの流入などによる価格暴落と生産者の高齢化、担い手不足により、出荷量が激減。近年はやや安定を取り戻しているものの、生産者数は減り続け、昨年からは出荷量が400トンを割り込むようになった。

 今季は温暖な天候で生育が順調に進み、玉伸び、品質ともに上々という。出荷は18日始まり、今月末にピークを迎える。

 昨年が豊作だったため、ことしの出荷量は昨年より30トン少ない355トンを予想している。

 JA営農部販売課の担当は「生産量は年々減少傾向にあるが、多くの方に食べて欲しいと願っている。家庭で梅を漬けてもらえるような消費宣伝にも力を入れ、生産量維持を図っていきたい」と話していた。

 同JAは、5月30・31の両日、飯田市鼎のJA農産物直売所およりてふぁーむで梅漬け講習会を行う他、砂糖漬け、減塩カリカリ漬け、梅ジュースのレシピが書かれた簡単なパンフレットを配布している。

 梅ジュースと瓶詰めの見本を提供しながら、県内や名古屋市の量販店などで、消費宣伝会も実施していく方針だ。

 JAは竜峡小梅を基幹品種として位置付けており、栽培管理の徹底や園地の若返りを推進。安定生産を目指して苗木の導入なども重ねている。

  

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