給油制限でガソリン入手に長蛇の列

南信州経済

[ 2011年 3月 16日 水曜日 12時12分 ]

 東北地方太平洋沖地震の影響で、飯田下伊那地域のスーパーやコンビニでは品薄状態となり、ガソリンも14日午前から給油制限を始めるなど供給不足が目立ち始めている。

 スーパーチェーン・キラヤでは、地震発生後から乾パンやカップラーメン、水などの飲料水、トイレットペーパー、ガスボンベなどの非常食、非常時に備えた品の売れ行きが激しい。乾電池や水は売り切れ状態だが発注済みで、入荷待ちの状態。生魚は日本海産のため入荷してきているという。同店では「冷凍魚や加工魚については今後の入荷は厳しいほか、なんといってもガソリンの供給不足で、これから物流の影響が出てくる」と話していた。

 またガソリンについても、東北・関東方面、自衛隊や病院への供給を優先しているため、長野県内への入荷は滞っている。アップルロード(国道153号)沿いのエネオス・飯田石油販売は14日午後からハイオク、レギュラー、軽油の3種について20リットルの制限を設けた。午後4時半ごろの帰宅時間から客足が増え、ピークの同7時ごろには100メートル以上の車が連なる長蛇の列ができあがった。

 通常は24時間営業の同店も、同10時には緊急車両用の確保分を除いて売り切り、閉店した。30代の主婦は「販売制限や値上がりも聞いていたので駆けつけた。被災地のこともあり、今後は極力無駄に車を走らせないようにしたい」と話していた。

 同店によると、エネオス系は横浜から松本オイルターミナルを経て飯田下伊那地域に入る輸送ルートだが、地震の影響で貨物列車の輸送に支障を来たし、出荷が困難な状況という。

 15日から同店も値上げに踏み切る予定だが、ガソリンが底をついており同日午前10時現在でも店を開けられず入荷待ちの状態。「値上げを考え早く閉店することも考えたが、出し惜しみはよくないと14日で売り切った。しかし輸送も徐々に回復してきており、1週間も入荷しないということはない」と同店。この日は1リットル、2リットルの極少量を給油する客も少なくなく、「満タンにしたい気持ちも分かるが、被災地のことも考え、必要最低限の給油に深い理解をいただければ」と来店客に呼び掛けていた。

 

  

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