規格外イチゴで果実酢を開発

南信州経済

[ 2012年 9月 6日 木曜日 9時01分 ]

 農産物の受託加工を手掛ける飯田市下久堅の「小池手造り農産加工所」(小池伊佐子社長)が喬木村産のイチゴの規格外品を使用した果実酢「飲む酢・いちご」を開発し、8月から本格的に販売を始めた。自然な香味や色合いにこだわった商品で、1本200ミリリットル入りで630円(税込み)。飯伊を中心に農産物直売所や道の駅などで扱っている。

 同社の「飲む酢」シリーズ第5弾で、原料のイチゴは同村の主力品種の「章姫」。「規格外でも丹精込めて作ったことに変わりはない。生産者の収入アップにも貢献できれば」(小池社長)と、収穫時に食べ頃だったり、小粒だったりで生食用には流通しないものを用いる。

 砂糖と漬けて抽出したイチゴの果汁と醸造酢をブレンドして製造。自然の風味や鮮やかさを損なわないための工夫を重ね、構想から3年余をかけて納得のいく商品に仕上げた。

 同社お勧めは、水で5倍に薄めて健康ドリンクにしたり、牛乳に入れてミルクセーキ風にしたり、ソフトクリームにかけたり。7月から先行販売する軽井沢町のアウトレットモール内では、いずれも評判は上々という。

 同社は鮮やかな赤色やイチゴの花言葉の「尊重と愛」にもちなみ、今後はブライダル関連などへの活用も期待しており、一例として「お酒を飲めない運転手のためにも“食前酒”に代わる“食前酢”はいかが」と提案している。

 同社の「飲む酢」シリーズは2007年の柿を皮切りに、リンゴ、ブルーベリー、梅、イチゴの順に開発。柿は08年に「長野県の味コンクール」で知事賞を受けている。

 小池社長は「お酢は体にもいい。家庭で利用が減っている感もあり、ぜひ味わってみてほしい」と話している。問い合わせは小池手造り農産加工所(電話0265・33・3323)へ。

  

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