観光軸に広域連携を

南信州経済

[ 2021年 2月 22日 月曜日 15時47分 ]

 三遠南信の8信用金庫が広域連携し、地域経済の活性を目指す第13回「三遠南信しんきんサミット」(南信州新聞社など後援)が20日にオンライン開催され、ウィズコロナ時代の観光・経済連携の可能性と課題を探った。

 パネルディスカッション「三遠南信地域の未来と期待」では「コロナ禍の地域状況と対応」「広域連携への期待」「重点戦略と信用金庫への期待」について、スイス・ツェルマット日本語インフォメーションセンター「JTIC SWISS」代表で国認定「観光カリスマ」の山田桂一郎さん、三遠南信地域連携ビジョン推進会議(SENA)の原川知己事務局長、浜松・浜名湖ツーリズムビューローの前田忍COO(最高執行責任者)が意見交換した。

 山田さんは三遠南信について「観光の広域連携は意思決定に時間がかかる。広域になればなるほどやることを絞るべき」と指摘。外国人専用パスやデータベースの活用など、民間連携の重要性を説いた。

 また、県境を越えた観光地「コートダジュール」のように「三遠南信地域全体の魅力を伝えるネーミングも大切。すっと落ちるようなものがあるといい」とアドバイスした。

 前田さんは観光ニーズが大きく変わり、遠州でも教育旅行やアウトドアのニーズが急増する中、南信州観光公社とツアー商品の相互PR、東三河広域観光協議会と観光情報の相互PRを進めると明言した。

 南信州観光公社との連携は今春の始動を目指し、既に具体的な準備を進めているとし、観光の広域連携は「食」を有力なコンテンツとして挙げた。

 原川さんは、中小機構、信用金庫などとともに3月から始動させるビジネスマッチング事業「SENArio」について説明した。

 本年度のサミットは遠州(浜松市)を主会場に東三河、南信州の2会場とリモートで結んで開き、冒頭では8信金の理事長がそれぞれの思いを語った。

 飯田信用金庫の小池貞志理事長は「古くから塩の道、水運、秋葉街道で人の交流があった私たちの地域が三遠南信道でつながり、デジタル技術を使って新しい交流が進んでいく。首都圏にアピールしていくためにも、より親密な関係の構築と連携を」と呼び掛けた。

◎写真説明:三遠南信の可能性を語る山田さん

  

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