都市と村の交流拠点に 東京の企業が根羽村に古民家再生

南信州経済

[ 2018年 8月 25日 土曜日 14時18分 ]

よろい姿で点火する子どもたち

 ウエディングプロデュースやケータリングなどを手掛ける「CRAZY(クレイジー)」(森山和彦社長)=東京都墨田区=は24日、根羽村でリノベーションした古民家「松屋」の内覧会を開いた。「帰りたい田舎」を求める都市部の若者と村の住民をつなぐ交流の拠点として活用していく。

 松屋は宿、郵便局、たばこ屋などさまざまな用途で利用されてきた築130年の木造2階建て。山間部に拠点を求めていた同社が2年ほど前から改修に取り組んできた。

 不用品の運び出しなどの作業は社員総出で行い、増改築工事は地元工務店と連携して実施。「バトンが渡った記憶を残したい」と当初からの梁や柱を生かし、歴代の使用者の残した傷や汚れも極力残した。

 運営は、地方創生や観光事業を担うグループ企業「WHERE」(平林和樹社長)が担う。今後、さらに手を入れて関係する許認可を取得。村外からの宿泊だけでなく、体験活動の拠点、住民が気軽に集まれるコミュニティ施設、クレイジー社員の福利厚生施設など多様な利用を想定している。

 内覧会に訪れた所有者で陶芸家の石原将安さん(64)=名古屋市=は「村を出てから根羽の良さが分かったが、自分ではどうにもできないでいた。気持ちを引き継いでくれる人に出会うことができてうれしい」と語った。

 森山社長(35)は「帰る田舎がない若者たちが、戻りたい場所を求めている。いつも私たちを温かく受け入れてくれる根羽の人たちとともに、この場所をゆっくりとつむぎあげていきたい」と話した。

 大久保憲一村長は「都市部の若い皆さんと力を合わせ、未来永劫にわたって根羽が飛躍していくことを」と期待を込めた。

  

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