阿南町内の8人の生産者でつくる加工品生産グループ「祭り街道おあがりて連」は27日、町内の特産品を詰め合わせた「あなん便」冬季ギフトセットの発送作業を、同町東条の信州あなんトータルマーケティング(信州アトム)で始めた。「山里のめぐみ味わいセット」などに新商品も加え、来年1月下旬まで受け付ける。
中元や歳暮向けに町内から遠方への贈答のほか、関東や中京方面で暮らす同町出身者ら向けに行う恒例の事業。
ことしは五平餅とアマゴの甘露煮、ゆずみそなどを詰めた「2500円セット」と、アマゴの姿焼きや切り餅が入った「5000円セット」を「山里のめぐみ味わいセット」として提供。町内の梅とユズ、カリンの果実を柔らかく固めて作り上げた「うめゆずかりん」(360円)が新商品として登場したほか、トマトジュースやジャム、唐辛子みそなど18品から選べる単品もある。
同グループ代表の金子聰子さんは「お中元の風習がなくなる傾向はあるが、故郷の味を伝承し、多くの人に提供していきたい」と話し、今後も新商品の開発に努めていく方針だ。
毎週火曜まで受け付け、金曜日に発送する。問い合わせ、申し込みは信州アトム(電話0260・31・1300)へ。