阿智と沖縄の物産がコラボ しまうりの粕漬け

南信州経済

[ 2015年 9月 2日 水曜日 12時05分 ]

 阿智村伍和のあちの里(河合政好社長)が、沖縄県宮城島の海塩「ぬちまーす」を使用したしまうり粕漬けを生産し、佐久市のイオンモール佐久平でこのほど開かれた沖縄フェスへ出品した。同村と沖縄の交流から生まれた漬物。高級な塩のため本格的な生産には至っていないが、沖縄との産業面での連携のきっかけにと期待されている。

 同村は飯田市出身の歯科医師で沖縄市議の島田茂さんを通じ、沖縄との子どもたちの相互訪問をはじめとした住民交流を続けている。

 今回の漬物でのコラボレーションは、ことし1月に沖縄市産業まつりへの出展のため沖縄を訪問した際に「両地域の産業での連携できるものはないか」と持ちかけたことをきっかけに始まった。

 ぬちまーすは、沖縄の海水を霧状にし、空中で結晶製塩した特殊な塩。塩分が食塩より25%ほど低く、マグネシウムやカリウム、カルシウムなどのミネラルを豊富に含んでいる。

 あちの里では当初、キュウリの漬物を試作したが、にがり(マグネシウム)の多さが味に出てしまったため、漬ける時に元々にがりを使用する粕漬けへ変更した。

 ぬちまーすと天日塩、阿智や下條など南信州産のシマウリ、喜久水酒造の酒粕を使って150袋を生産。沖縄県物産公社を通じて、佐久市での沖縄フェスで販売した。

 「沖縄と阿智村のつながりに我々も参画できてありがたい」と河合社長。ぬちまーすは通常の食塩の20倍以上の値段がするため量産は難しいが「今後もイベントなどで要望があれば作ってみたい」と話していた。

  

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