阿智に南信州菓子工房が進出

南信州経済

[ 2012年 7月 27日 金曜日 7時25分 ]

 阿智村は26日、同村春日で11月下旬に操業するドライフルーツ菓子製造・販売の新会社「南信州菓子工房」(木下裕亮社長)と土地売買の契約を締結した。阿智村産を中心とした柿やキクイモなどの地元農産物を特殊製法で加工し、12月から全国のコンビニやスーパーなどで販売する計画だ。

 同社は飯田市座光寺の流通菓子メーカー「お菓子のシアワセドー」(木下龍亮社長)の新規事業部長として、地元農産物を使った商品の開発を手掛けてきた社長長男の裕亮氏(37)が、独立採算の別会社として5月に設立。阿智村は事業内容が同村の振興策と合致することから、設立以前から進出を提案してきた。

 用地は通所授産施設「夢のつばさ」とKOA現工場の中間に位置する京田原地籍の村有地1700平方メートルで、工場面積は638平方メートル。約1800万円で売買契約を交わした。

 8月に着工する工場には、下処理からパッケージ詰めまで行う製造ラインと本社機能を設け、11月末の操業時までに7人前後の雇用を予定している。

 ドライフルーツは独自の製法で乾燥させた一口サイズの商品とする計画で、健康志向・本物志向の女性や子育て世代をターゲットに主要コンビニ、スーパー、ドラッグストアチェーン、生協などで販売する。まずは柿の商品から製造し、初年度は年商1億2000万円を見込む。

 木下社長は調印式で「カットフルーツは手軽に食べられることから売上は伸びており、商品は今後の市場ニーズに合っている」と述べ、製造法の特許を出願する考えも示した。

 農業を基盤産業と位置付け、遊休荒廃農地の解消と農産物の有利販売、機能性食品の栽培・加工に力を入れる岡庭一雄村長は「(生産から販売までを手掛ける)第6次産業につながる試み。民間企業が新たな取り組みで付加価値を付ける意味は大きく、夢がある事業」と期待を語った。

  

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