阿智村のナイトツアーがCO2フリー電気で開催

南信州経済

[ 2019年 12月 12日 木曜日 15時14分 ]

 阿智村のスタービレッジ阿智誘客促進協議会(会長・熊谷秀樹村長)は11日、智里のヘブンスそのはらで21日に始める冬の星空観賞イベント「天空の楽園 ウィンターナイトツアー2019」を、二酸化炭素を排出しない「CO2フリー電気」により開催すると発表した。

 村が「日本一の星空」として売り出す夜空を後世に残していくための環境保全活動の一環。水力発電などの再生可能エネルギー電源を用いた中部電力の「CO2フリーメニュー」を適用する。

 昼間のスキー場の営業も含め、ロープウェーやリフトの運行、施設の運営に必要な電力を全てCO2フリー電気でまかない、二酸化炭素の排出を抑制する。

 同社によると、通常のメニューに比べて1キロワットあたり4円40銭割高になるが、約416トン(スギの木約3万本)の二酸化炭素の排出削減が見込めるという。

 同日、阿智昼神観光局の白澤裕次社長が村役場で会見を開いた。スキー場としても運営するヘブンスで近年降雪が少なくなっているとし、「温暖化が原因とされる少雪に全国のスキー場が苦しめられている一方、これまで業界全体で環境問題の解決に取り組んでこなかった」と指摘。「美しい自然の景観とスキー場を維持していくためにも、取り組みをきっかけに、村内での再生可能エネルギー利用を進めていきたい」と述べた。

 熊谷秀樹村長は「二酸化炭素を削減し、空気が澄んで美しい星空が見える環境をつくる。観光客や村民にCO2フリー電気を利用していることをPRし、環境問題について考える機会にもなれば」と話した。

 今季のウィンターツアーは来年3月29日まで。

◎写真説明:冬季ナイトツアーをCO2フリー電気で開催すると発表した熊谷村長と白澤社長

  

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