阿智村長らが中国でトップセールス

南信州経済

[ 2012年 6月 9日 土曜日 9時03分 ]

 阿智村の岡庭一雄村長は4日から7日にかけ、中国で昼神温泉郷のトップセールスを行った。昼神温泉の誘客拠点がある上海では、富裕層に絞った展開について具体的な打ち合わせを行い、未開拓の北京も初めて訪問。市場調査を中心とした動きをする中で誘客の方向性を考えた。

 阿智村と昼神温泉観光局(エリアサポート)は3年前、日本旅行の現地法人と誘客業務の委託契約を結び、富裕層を中心とした営業活動を展開。東日本大震災を境に途絶えた照会は昨秋から再び入るようになり、大手製鉄メーカーが社員旅行の下見に訪れていることから、村の歓待姿勢と温泉の魅力をあらためて示し、新規開拓も図ろうと、2度目の渡航を決めた。

 今回は昼神温泉観光局の幹部2人、旅館経営者1人とともに訪中し、上海では日本旅行現地法人の「日旅国際旅行社」上海支店と、送客実績のある旅行代理店2社を訪問。北京では日旅北京支店と国営旅行社など大手2社を訪れた。

 上海では昼神温泉の知名度が高まり、訪れたことのあるスタッフも良い印象を持っていることなどを確認。富裕層の個人旅行とグループ旅行に特化した展開をさらに進展させるよう、具体的な打ち合わせをした。

 北京では、震災前まで日本が海外旅行先の20%を占めていたが、震災後は10%に減り、最近は欧州に目が向いていることなどを聞くなかで、富裕層の研修や社員旅行をターゲットにした宣伝活動を展開するよう依頼し、了解された。

 岡庭村長は8日、「富裕層は日本的なサービスと果物への関心が高く、日本人旅行者の求めるものと一致していること、価格競争のインバウンドを展開していたのでは見向きもされなくなることが分かった。名古屋や東京での会議に合わせ、静かな温泉地で1泊したいニーズに対応していきたい」と今後の方向性について語った。

  

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