飯伊伝統野菜フェア2015開催

南信州経済

[ 2015年 8月 10日 月曜日 8時58分 ]

 収穫時期を迎えた伝統野菜を一堂に集め、試食や利用法の紹介、販売などを行う「飯伊伝統野菜フェア2015」が7日、飯田市鼎東鼎のJAみなみ信州みどりの広場であった。およりてふぁーむ「ふれあい夏祭り」と同時開催し家族連れなどで賑わった。

 県では、2006年度から「信州の伝統野菜」の選定と伝承地栽培の認定を行い、伝統野菜の継承と生産振興を進めている。下伊那地域では、県内75品目のうち一番多い22品目の伝統野菜が選定されている。

 同フェアは、地元消費者に伝統野菜を知り、活用してもらおうと、11年度から飯伊農業振興協議会と下伊那地方事務所の主催で開催している。5年目のことしは、収穫時期を迎えた「ていざなす」(天龍村)、「鈴ケ沢なす」「鈴ケ沢うり」(阿南町)、「下栗いも」(飯田市上村)、清内路の「きゅうり」「にんにく」「黄いも」(阿智村)の計4団体7品目を展示。生産者などによる試食提供と対面販売を行った。

 下伊那地事所農政課の担当職員は「始まった当初と比べると伝統野菜を知っている人が増えてきている。定着してきた感じがする」と指摘。シニア野菜ソムリエで飯伊の伝統野菜の魅力を紹介する本を出した久保田淳子さんも「一堂に会して切磋琢磨することにより、生産者が一生懸命作ったものを売っていこうという意欲の高まりを感じる」と感想を語った。

 焼きなすの試食提供にあたった天龍村ていざなす生産者組合の秦正組合長は「ことしは異常な暑さで成長がとまったが、これから涼しくなれば良いものができると期待を込めて頑張っている」と話した。7月中旬から10月いっぱいまで収穫できるという。

 阿南町社会福祉協議会の職員で農業支援担当(70)によると、昨年まで3年間は地域おこし協力隊の全面支援があったが、任期満了や異動で支援が受けられなくなった。このため、県の「農業と福祉の連携事業」の支援を受け、阿南学園の就労支援センターの協力で伝統野菜の栽培を維持している。

  

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