飯伊地域特産品「市田柿」の出荷スタート

南信州経済

[ 2009年 11月 21日 土曜日 10時43分 ]

 飯田下伊那地域の特産品「市田柿」の出荷がスタートした。下伊那園芸農業協同組合(木村宣男組合長)が19日、東京の市場に向けて初出荷。凍霜害などの影響で収量減が見込まれているものの、品質、糖度は上々だという。

 初日のこの日は、飯田市伊賀良地区の生産者が持ち寄った火力乾燥の干し柿を都内の市場に送った。平年並みかやや早めの初出荷で、主力の自然乾燥ものの集荷も12月5日ごろからスタートする。

 ことしは4月末の凍霜害や複数の地域で発生した落葉病などの影響により、出荷量は前年の300トンを下回ると見込む。一方、原料柿は玉伸び、糖度とも上々で、質について同組合は「ここ数年来のできだ」と胸を張っている。

 南信州産で最も有名な特産品に成長した市田柿は、約600年前から伊那谷に多く見られた在来の渋柿。昭和20年代に干し柿として商品化された。

 100―120グラム程度の小さな果実の皮をむいて干し、天竜川の朝霧にあてながら自然乾燥する。

 ブランド力の向上による高付加価値化が進み、高価格で取り引きされている。

 今後はじまる主力の200グラムパックの出荷は、12月中旬から1月上旬にかけてピークを迎える。

 販売課は「生産者の所得増につながるよう、有利販売に努めていきたい」としている。

  

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