飯田で第5回長野県産直・直売サミット始まる

南信州経済

[ 2010年 3月 16日 火曜日 8時52分 ]

 同サミットは、県レベルで独自の産直・直売ネットワークを創造する意欲的試みとして、県内だけでなく、全国的にも多くの注目を集めるところまで発展してきた。このネットワークを基礎にして、さらに事業の発展による地域振興を目指して、従来のように毎年サミット実行委員会を結成するのではなく、恒常的に事業所間の交流と連携を進めようと、今回のサミットで「長野県産直・直売連絡協議会」を設立した。協賛団体は36団体。ほとんどが県内だが名古屋市、岐阜県土岐市、熊本県菊池市の団体も入っている。飯田下伊那からは11団体が協賛している。

 約500人が参加したオープニングセレモニーで、実行委員長を務めるJAみなみ信州農産物直売所連絡協議会の古木誠事務局長は「協議会の設立をステップにして、交流と協力、連携の輪が広がることを期待する。今回のテーマは、地域の時代―直売所どまんなか。直売所を拠点にした村おこしが各地で展開されている。地域の農産物、伝統野菜が注目され、手づくりの加工品のよさが見直されている。大手の流通機構にのみ込まれないように産直・直売を生かしていく道を一緒に考えていきたい」とあいさつ。

 共催者を代表して、長野県下伊田地方事務所の宮下富雄所長は「県の施策でも農業ビジネスを重点に、農産物を加工・直売により付加価値をつけることを目指している。新年度事業で商工観光とタイアップして販売していく。全国にPRしていく」、飯田市の牧野光朗市長は「古くから東西南北の交通の結節点として発展してきた南信州は直売所発祥の地。それぞれの持ち味を生かしながら、お互いに切磋琢磨していくことが直売所の発展につながる。産直や直売は、農業における自給率の向上と地産地消にかかわってくる。ネギダレのように自分たちが当たり前と思っていた食し方が注目を集めている」とそれぞれ述べた。

 サミットは、第一部で飯田下伊那地域の事例紹介とフリーディスカッション「南信州の直売・手づくり加工は元気だ!」、第二部で“創設者世代”に聞く―直売・加工の課題と行方―をテーマにパネルディスカッションを繰り広げた。会場では、各団体の特産品を並べた直売所も実施。夜はシルクホテルで交流会を開いた。16日は地元直売所加工施設などを視察する。

  

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