飯田と中津川の商議所が懇談会

南信州経済

[ 2013年 2月 20日 水曜日 9時45分 ]

 リニア中央新幹線の開業を見据えた地域づくりやプラス効果の最大化に向け、飯田商工会議所と岐阜県中津川市の中津川商工会議所は18日、中津川商議所で懇談会を開いた。共通課題への対処や今後の情報共有などについて意見交換。飯田側は山梨県を含む中間駅設置3エリアによる連携を提案した。

 事務局レベルで情報交換を重ね、相互の活動に影響しあっているものの、リニアをめぐって会合を持つのは今回が初めて。飯田からは柴田忠昭会頭ら5人、中津川からは丸山輝城会頭ら10人が参加し、情報交換した。

 中間駅設置を迎える地域の経済団体として、ともに「住民への周知」を活動の柱に活動をしてきたが、今秋にJR東海が公告する環境影響評価の方法書で具体的な駅位置や経路が確定することから、「周辺整備やアクセスの確保が重要な課題になってくる」などと、今後の動きを見通しながら方向性を探った。

 周辺整備を行う際に土地利用の問題が生じると想定されることから、中津川側は「円滑に整備が進められるよう、リニア特区の研究をしている」と説明。飯田側も「中間駅設置エリアすべてを特区にし、国の投資が入りやすい環境をつくらなければならない」などとした。

 飯田は中心市街地にある飯田駅と中間駅設置エリアが4―5キロほど、中津川も併接・近接を求めている美乃坂本駅と中津川駅との距離が7キロほどあるため、中心市街地との連携やアクセス道路の確保が共通課題として挙げられた。

 両者とも「駅の効果を広く県内全域に及ぼすことが重要だ」とし、建設時の地元企業の利用や、従事者が行う経済活動の地域誘導などの必要性についても認識を一致させた。

 飯田側は甲府市の商工会議所を含む、長野、岐阜、山梨の3団体で今後も連携し、「情報交換を重ねたい」と提案。中津川側が応じた。

 終了後、柴田会頭は「初めての機会だったが、互いに知らない情報もあり、実り多い会議になった。今後は甲府にも声を掛け、意見交換を重ねていければ」、丸山会頭は「情報交換できたことは有意義だった。お互いの取り組みを取り入れながら、一層活動に磨きをかけていきたい」と話していた。

  

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