飯田下伊那で春繭の出荷始まる

南信州経済

[ 2011年 6月 28日 火曜日 15時15分 ]

 かつて養蚕郷と呼ばれた飯田下伊那地域で27日、春繭の集荷が始まった。初日は飯田市育良のJAみなみ信州総合集荷センターに3戸の農家が約300キロを運び込んだ。天候不順で出荷時期にばらつきがあるものの、繭重、質とも上々という。

 午前8時半ごろから順に生産者のトラックが到着。JA職員が選繭と計量作業に当たった。

 春先の低温による生育遅れや日照不足による桑の収量減もあったが、生産者たちの高い生産技術により、「他地域よりも汚れが少なく、ほぐれやすい」(JA)高品質の繭をそろえた。

 昭和40年代前半には約3000トンの生産量を誇り、全国有数の養蚕郷とうたわれたが、合成繊維の台頭や安価な輸入繭・生糸の増で生産農家数が急減。ここ数年は高齢化や担い手不足が縮小を加速させており、今年度の生産戸数は20戸、秋繭も含む収繭量の見込みは4200キロにとどまっている。

 ピーク時に70―80件あった飯田市川路地区の生産者数も2件まで減少。このうちの一人(79)も年齢を理由に「ことしが最後の出荷」と決めた。「小さな蚕が成長していく姿を見ているのが楽しかったが、体力的に厳しくなった」と話した。

 昨年度に国の繭代補てん事業が終了し、新たに移行した蚕糸業者間のグループ「蚕糸・絹業提携システム」で仮渡金を設定。繭価を2300円(1キロ)と見込み、仮渡金は1500円(同)とした。

 8月に夏繭となり、晩秋蚕が集荷される10月中旬まで養蚕作業は続く。製糸天竜社の操業停止から、集荷された繭は群馬県の碓氷製糸に送っている。

  

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