飯田下伊那倍増カフェがお歳暮セットの販売

南信州経済

[ 2011年 12月 9日 金曜日 9時58分 ]

 飯田下伊那地域にある障害者6施設で構成する「飯田下伊那倍増カフェ」は、施設通所者らが手掛ける商品を詰め合わせた「お歳暮セット」を共同開発、販売している。現時点で300セットに迫る注文を受けており、リーダーの男性=いずみの家=は「障害者の“働きたい”という思い実現に向けて、連携を深めていきたい」と話している。

 施設通所者の工賃アップを目的に、あゆみ園、こぶし園、夢のつばさ、紙ふうせん、南原苑、いずみの家の飯伊地域にある6施設が連携を図り2008年に発足した同カフェ。毎月1回の定例ミーティングを重ねながら、各施設が生産する商品を持ち寄ったイベントへの共同出店、原材料での施設間連携を実践してきた。

 発足から同カフェの主力事業でもあるお歳暮セットの販売はことしで4回目。昨年度も販売した古代米やねぎだれ、ラー油ニンニクで構成する「おいしいごはんセット」には新たに干ししいたけ、青唐辛子味噌を加え、好評だった「ティータイムセット」にも干しリンゴやアップルパイを取り入れるなど商品構成を変更した。

 さらに今回はパスタにトマトソース、塩バジル、パプリカピクルスなど9品で構成する「野菜たっぷりイタメシセット」を追加して選択肢を増やした。扱う22商品のうち20商品は飯田下伊那産の農産物を使用しており、品質も年々向上しているとしてリピーターが増えているという。

 障害者の1カ月あたりの工賃は全国平均で1万2000円程度というなか、同カフェは給料倍増を目指して「南信州200%MARKET」をブランドとして打ち出し、単独施設では脆弱な生産体制や販路を強化し、互いの強みを生かした事業を展開している。「まだまだ工賃は低水準。障害者であっても働ける環境が整えば能力を発揮できる」とリーダー。「今後も品質の高い商品を市場に提供していきたい」と話した。

 贈答品としても利用できる今回の3セット。価格は2500~3000円。年内の予約受付締め切りは20日まで。問い合わせは事務局・いずみの家(電話0265・52・2458)へ。

  

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