飯田南道路着手へ 国直轄で整備 本年度から計画段階評価

南信州経済

[ 2017年 3月 31日 金曜日 16時43分 ]

飯田南道路の調査中区間事業の流れ

 飯田市北方と山本を結ぶ国道153号飯田南道路(通称飯田南バイパス、延長約5キロ)の事業化に向け、国土交通省中部地方整備局は31日、本年度から計画段階評価の手続きに着手する意向を示した。地方小委員会を設置して意見聴取をしながら、概略ルートと構造を検討する。事業化後は国の直轄で整備する。

  中央道の飯田―飯田山本両IC(インターチェンジ)方面間を結ぶ国道のバイパス。着手後、地方小委員会を設け、地域の意見聴取や複数案の比較検討などを経て概略ルートと構造を検討する。環境影響評価の手順も踏む。

  現道区間は片側2・75メートルの対面道路。1日1・2~1・5万台が往来する幹線道だが、狭あいで、通学路に使われている両側の歩道も幅1メートルと狭い。

  地元は渋滞や交通安全、救急医療活動などの改善とともに、リニア中央新幹線や三遠南信自動車道の計画を踏まえ、企業間連携や観光誘客などへの効果も期待。羽場大瀬木線と飯田バイパス(アップルロード)の交差点と飯田山本ICアクセス道路を結ぶことを想定し、早期整備を求めてきた。

  飯田市の牧野光朗市長は「道路網構想において西部軸に位置付けられる重要な道路。計画段階評価に挙げられたことは事業化に向け、大変喜ばしいこと。今後も整備に向け、市としても努力したい」とコメント。伊賀良まちづくり協議会の橋部秀夫会長は、一部で宅地化が進んでいる状況を踏まえ、「早期のルート提示とリニア開業前の完成を願っている」と話した。

  

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