飯田中心市街地商店街伝統の初売りが2日早朝に行われた。早い店舗では午前5時に、多くは6~7時に開店。各店舗前には、先着限定人数の目玉商品や福袋などを目当てにした買い物客らが、氷点下の冷え込みもものともせず、開店前から長い列をつくった。
豚汁やお汁粉などの振る舞いも行われ、体を温めながら開店を待ちわびる買い物客ら。約80人の列の先頭にいた、同市上郷黒田の男性(75)は、午前4時に訪れたといい「飯田の商店街の初売りに来るのは約30年ぶり。ちょっと早く来過ぎたかなとも思うが、一番乗りは気持ちが良い」と笑顔を見せた。
各店舗のシャッターが開き店内から明りがもれ始め、「明けましておめでとうございます」と店員らに迎えられた買い物客らは、お目当ての正月限定商品や格安商品などを買い求め、満足そうな笑みをこぼした。
並んだ店舗で買い物を済ませた後には、商店街を歩き、さまざまな店舗を見て回るなど、昔ながら、商店街ならではの初売りを楽しむ姿が見られた。