飯田商議所が国交省で陳情

南信州経済

[ 2013年 5月 11日 土曜日 8時27分 ]

 飯田商工会議所(柴田忠昭会頭)は9日、国土交通省を訪ね、菊川滋技監をはじめ前川秀和道路局長らと対面し、三遠南信自動車道の早期全線開通を訴える陳情活動を展開した。柴田会頭をはじめ、木下隆由副会頭、宮島八束前会頭、今井勝幸元県議らが参加。「早期の全線開通は長年にわたる地域の悲願」と強調し、2013年度予算における手厚い配分を要望した。

 同会議所が定期的に行う陳情活動。回数を重ねている効果からか、陳情を受ける同省も快く一行を迎えるとともに、三遠南信道の現状や整備効果をすでにしっかりと認識している様子が見て取れる。

 予算配分も近年は増額傾向にあり、12年度当初では長野県内区間の飯喬道路と青崩峠道路合わせて、前年比26億1800万増の54億円、同年度補正では合わせて24億円が付けられた。また、15日に成立が見込まれる13年度予算では、飯喬道路に33~48億円、青崩峠道路に10~15億円が見込まれている。

 この日、国交省内の各所を回った一行は、予算の増額と順調な整備工事の進ちょくに感謝を伝えるとともに、「地域経済発展のために欠かせない道路であり、起点と終点が結ばれてこそ、初めて大きな効果を発揮する」、「リニア中央新幹線が開業する27年に先駆け、10年後をめどに全線開通を」と訴え、一層の予算拡充を陳情した。

 国交省訪問前には、地元選出国会議員の、宮下一郎衆院議員と吉田博美参院議員の各事務所を訪ねバックアップを要請。宮下衆院議員は「既存インフラの補修問題もあり、新たな道路建設については絞り込みが行われているが、三遠南信道は全国でも10指に入る重要路線。存分にやらせていただく」と力強い返答を得た。

 活動を終え柴田会頭は、「回を重ねるにつれ国交省側の理解も深まり、大変ありがたく感じる。地元議員の力添えも心強い」とし、「13年度予算によっては、青崩峠道路の県境トンネル掘削工にも着手すると聞く。十分な予算配分により、一日も早く全線開通することを願う」と話していた。

  

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