飯田市街地に「人力車」 4台導入し3月スタート

南信州経済

[ 2015年 2月 3日 火曜日 12時39分 ]

 飯田市で活動する市民グループ「IIDAWAVE(イイダウエーブ)」は1日、市内で記者会見し、地域の宝再発見と飯田下伊那への観光客ガイドとして市街地に人力車を走らせる「飯田龍車(りゅうしゃ)」を立ち上げ、3月21日から運行を開始すると発表した。東京浅草で俥夫(しゃふ)の経験がある佐藤歩さんが代表を務め、2人乗りの人力車4台、俥夫14人体制でスタートする予定だ。

 同事業は地域住民向けの“地域人力車事業”と観光客向けの“観光人力車事業”の両輪を柱に、城下町飯田の再発見と感動を通して地域活性化を目指す。土日祝日とりんご並木イベント開催日を通常営業日に、平日は予約のみで対応。乗降場所を飯田動物園前、飯田信用金庫本店前広場、三連蔵の3カ所に設定した。初年度は橋南地区を中心に回り、徐々に運行範囲を拡大させたいとしている。

 運行プランは並木テラスや川本喜八郎人形美術館前、銀座、知久町を周遊する15分の「りんご並木回遊コース」(大人1人500円)、赤門や長姫神社、柳田國男館、市美術博物館、りんご並木などを巡る45分の「ゆったり探訪コース」(同1500円)、田中芳男碑や一二三屋まん十に立ち寄り、本町、追手町、常盤町、知久町、りんご並木などを回る1時間半の「和菓子探訪コース」(同3800円)の3コースを設けた。このほか、誕生日や還暦などの節目を祝う記念日人力車や各地イベント出張なども視野に入れている。

 人力車は先月3台を導入し、事業開始までに1台増車する予定で、整備などは同市鼎中平の戸崎鉄工所が請け負う。将来的には製造販売までを考えており、飯田らしいオリジナルの人力車を手掛けたいとしている。

 埼玉県出身の佐藤代表は浅草雷門で3年間俥夫を行っていた経験があり、10年ほど前、結婚を機に飯田市へ移住した。当初は観光地メーンの人力車事業に難色を示したが「お客さまを笑顔で楽しませていける仲間が集った」と事業の立ち上げを決意。「飯田の大きなシンボルにしていきたい」と意気込んでいる。イイダウエーブでアマチュアミュージシャンコンテストなどを手掛け、人力車事業の会長を務める伊藤茂雄さんは「地元には飯田の良さをあらためて感じてもらい、訪れた人は喜んで帰ってもらえるよう、若い力を結集して取り組みたい」と話している。

 運行上の安全面などに十分配慮するため、現在俥夫の研修を行っている。6人の俥夫とガイド役などを担当する女性数名を募集しており、問い合わせは佐藤代表(Eメール berabo1976@yahoo.co.jp)へ。

  

関連の注目記事

powered by weblio