飯田水引 装飾品中心に好評博す ジャパンエキスポに参加

南信州経済

[ 2017年 7月 16日 日曜日 14時50分 ]

飯田水引の展示販売ブース

 飯田水引の知名度向上や販路拡大を目指し、海外展開やワークショップの開催などに取り組む、飯田商工会議所と飯田市内の水引製造会社4社でつくる「ジャパンブランド飯田水引プロジェクト」(唐澤秀宜代表)は、7月6日から9日まで、パリで開かれた「ジャパンエキスポ」に参加し、海外へ「飯田水引」をPRした。

 水引の知名度はほぼなかったものの、色の美しさや紙からできていることに興味を示す人が多く、装飾品などの小物は想像以上の売れ行き。ストラップの製作実演販売も人気を呼び、同プロジェクトでは「十分受け入れられる手応えを得た。外国人の嗜好も知ることができ、今後の商品開発に生かしていける」と、貴重な体験を喜んだ。

 同プロジェクトが近年力を入れるネックレスやピアスなど、水引を使った装飾品を中心に、日本らしさをアピールする羽子板などの伝統工芸品まで、全15種類を出品した。

 来場者に若者が目立ったこともあり、工芸品に関しては技術力に感嘆の声が挙がるものの、購入にはなかなか至らず。一方で、装飾品の「食い付き」は良く、特に低価格のものは「想定していた以上に売れた」という。

 また、製作の実演では、梅結びしたものをストラップに仕上げ、当初はアンケートの協力者にプレゼントしていたが、「ぜひ売ってほしい」との声が数多く寄せられたため、急きょ販売体制を整えた。

 同プロジェクトメンバーの関島水引店、関島正浩社長(53)は、「バレッタや髪飾り、ネックレス、キーホルダーなどの小物類は、価格帯が合えば十分需要があることが分かった。この市場を放っておく手はない」と確かな手応えを口にする。

 また、「日本では白や黒といった色目は葬祭がイメージされ敬遠されがちだが、フランスでは黒が特に人気があった。日本と外国との文化や好みの違いを肌で感じることができたことに加え、『こんな物は作れないか?』という需要も聞くことができ、今後の海外販売や東京五輪、リニア中央新幹線を見据えた商品開発に、大きなヒントを得た」と声を弾ませた。

 18日から28日には、パリ日本文化会館内の三越伊勢丹で、今回出品した商品が展示販売されることも決定したといい、ジャパンエキスポでのアンケート結果や同店での動向などを基に、本格的な海外展開に踏み出す構えだ。

  

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