飯田水引プロジェクトが東京銀座で展示会 水引ジェエリーが好感触

南信州経済

[ 2016年 9月 15日 木曜日 15時01分 ]

水引ジュエリーが並ぶ展示会

 飯田商工会議所(柴田忠昭会頭)と飯田市内の水引製造会社4社でつくる「ジャパンブランド飯田水引プロジェクト」(唐澤秀宜代表)が、デザイナーの加藤尚子さん(東京)とのコラボレーションにより製作した水引を使った装飾品を展示販売する、「NAOKOKATOオブジェエリー展2016」のレセプションパーティーが14日、東京都のポーラザビューティ銀座店で開かれた。同店の顧客や加藤さんのファンら約120人が来店する中、同プロジェクトメンバーや柴田会頭、牧野光朗市長らも参加し、日本最大の水引産地飯田と、装飾品としての水引という新たな可能性をPR。さっそく買い求める姿も多くあり、好感触にメンバーらは安堵の表情を見せていた。

 加藤さんは、「オブジェ」が中心となっている日本の地域産業、伝統産業を「ジュエリー」に落とし込むことで新たな魅力を引き出す「オブジェリーデザイナー」として活躍する。これまでに阿波の藍染めや、加賀友禅、飛騨の一刀彫などをテーマに、同店で企画展を開催しており、6回目の今回は、過去に加賀水引を用いた経験から、全国シェア約70%を誇る飯田市に着目し、飯田商議所を通じ企画展の開催を持ちかけたという。

 ことし2月に話を受けた同プロジェクトでは、近年続く需要の低迷を打破する足掛かりとして、「『ポーラ』というネームバリューを生かさない手はない」と快諾。デザインなど加藤さんとの打ち合わせを重ねながら、6月ごろに製作アイテムを具体化させると、以降試作を繰り返し、開催ぎりぎりまで調整を進めてきた。

 今回出展したのは、金属製ワイヤの土台に水引を市松模様に編みこんだチョーカー(直径約15センチ)をはじめ、水引をレース編みにしたネックレスやイヤリング、飾りチョーカーなど約40種類。加藤さんは、「銀座という土地柄や美を追求するポーラさんで展示する以上、半端なものは出せない」と、細部まで品質にこだわり注文を出し続けたといい、「職人の皆さんが一生懸命要望に応えていただき、頭に描いた通りの展示を実現することができた」と喜んだ。

 都内から訪れた女性(48)は、「水引といえば御祝儀袋というイメージだったが、素晴らしいアクセサリーになっていて驚かされた。ぜひ飯田市から全国に、世界に発信していってほしい」と笑顔で語った。

 唐澤代表は「本当に受け入れられるのか不安も大きかったが、華やかな雰囲気の中、多くの人に手に取っていただき、購入していただくこともできほっとしている。これまでは素材としての水引をPRすることに力を入れており、商品としてPRするのは初めて。今回は持ち出しが多い状況だが、お客様の反応を見ながら新たな需要の開拓へ、受注生産の展開など加藤さんと連携して取り組んでいければ」と話した。

 同展示会は20日まで行われる。

  

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