飯田航空宇宙プロジェクトがものづくり大賞で特別賞

南信州経済

[ 2010年 5月 31日 月曜日 15時09分 ]

 航空宇宙産業の将来性と技術の先進性に着目し、飯田下伊那地方に「航空宇宙産業クラスター」の形成を目指して活動展開する「飯田航空宇宙プロジェクト」が26日、ものづくりNAGANO応援懇話会(座長・山浦愛幸県経営者協会会長)が主催する「ものづくり大賞NAGANO2010」で特別賞を受賞した。

 同会は、県の基幹産業は製造業と認識した上で、情報発信を通じてものづくりを応援しようと、県内経済団体のトップや村井仁知事らで構成、08年に発足。具体的活動の第一弾となる表彰制度「ものづくり大賞」は、地域に根ざしてものづくりを支える企業や団体を評価、応援しようと今回初めて創設した。

 企業を表彰する「大賞」と地域に貢献している個人・団体を対象とする「特別賞」を設置。今回は18団体から自薦、他薦で応募があり、その技術力や開発力、地域との連携を評価基準に、大賞3社、特別賞2団体を選んだ。

 特別賞を受賞した飯田航空宇宙プロジェクトは、航空宇宙産業の将来性と技術の先進性に着目し、06年に発足。現在28社が登録しており、得意とする難削材加工などを中心に、国内外の大手航空機メーカーからの共同受注活動を展開している。

 審査員は「一口に新規参入といっても航空機分野はハードルが高いが実績がある。また目的が企業ベースの発想ではなく地域振興を基本に置いており、評価したい。夢のある分野へ長野県の企業が進出していることに勇気付けられる」と評価した。

 表彰式に出席した同プロジェクト代表幹事社の加藤幸文乾光精機製作所副社長は「互いの手の内をさらけ出して取り組んできた。その点を評価してもらい大変うれしく思う。今回の受賞を励みに、1点でも多くの受注がもらえるよう、一層スクラムを強くしたい」と感想を述べた。

 特別賞にはほかに諏訪市のDTF(デスクトップファクトリー)研究会を選んだ。大賞は、グランプリにも輝いた精密プレス加工のサイベックコーポレーション=塩尻市=をはじめ、特殊樹脂開発・製造の日本機材=長野市=と電機計測器製造のHIOKI=上田市=の3社。

  

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