龍江―上久堅が開通へ 3月10日 三遠南信道飯喬道路

南信州経済

[ 2018年 3月 9日 金曜日 16時59分 ]

 2008(平成20)年度から建設工事が進められてきた、三遠南信自動車道飯喬道路の龍江―飯田上久堅・喬木富田インター間(延長3・4キロ)が10日午後5時に、開通を迎える。同区間の開通により、龍江、上久堅地区における緊急車両の現場到着時間短縮や、通学する子どもらの安全性向上などの効果が見込まれる。

 飯田山本インターから喬木村氏乗の喬木インターに至る延長約22・1キロの飯喬道路は、2008年4月に飯田山本―天龍峡インター間(延長7・2キロ)が開通しており、開通区間の延伸は同年以来約10年ぶり。同日、三遠南信道路建設促進南信地域期成同盟会(飯田市)と国土交通省中部地方整備局飯田国道事務所は、飯田上久堅・喬木富田インター付近の本線上で午後2時半から開通式を開く。

 式典では、事業者あいさつの他、テープカットやくす玉開披、渡り初めなどで開通を祝う他、上久堅小野子地区の住民有志らが共同栽培する、小野子人参を使用したミックスジュースで乾杯が行われる。

 飯喬道路は、2019年度に天龍峡―龍江インター間(延長4・0キロ)が開通予定。同区間最大の構造物となる「天龍峡大橋」(橋長280メートル)は昨年7月、アーチ部が天竜川を挟んだ川路と千代地区をつないだことを記念し閉合式が行われたが、以降も順調に架設工事が進んでいる。

 本年度中に、支柱、箱桁、床版工などの工事が完了する見込。架設工事終了後には、盛り土など本線道路との取り付け部の工事が行われ、開通へと向かう。

 残る飯田上久堅・喬木富田―喬木インター間(延長7・5キロ)は、開通時期が明らかにされていない。飯田上久堅・喬木インター付近で一部本線工事が行われているものの、喬木村内で本線は未着工。現在は、氏乗インター(仮称)周辺を含め、大きなもので5本の工事用道路建設工事が進んでいる。

 先月、飯田市と飯田商工会議所が合同で行った、三遠南信道の早期全線開通を求める要望活動において、国交省の石川雄一道路局長は「全箇所をいっぺんに進めるほどの体力はないが、資源の集中を図りながら、徐々に開通区間を増やしていきたい」との意向を示しており、19年度の天龍峡―龍江インター間開通後、同村内の工事も加速しそうだ。

  

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