大学生がジビエ弁当販売

南信州経済

[ 2012年 9月 18日 火曜日 9時09分 ]

 岐阜女子大学文化創造学部観光文化コース(岐阜市)と信州大学農学部(上伊那郡南箕輪村)の学生らが16日、根羽村の食材を使って新たに考案したジビエ弁当「根羽のはこいり娘」を、阿南町道の駅「信州新野千石平」と根羽村のネバーランドで販売した。

 村の食品加工・販売グループ「ねば杉っ子餅」の指導を受けながら調理した「いのしか丼」(シカ・イノシシ肉のすきやき風)、豆腐のナゲット、和え物、カボチャのサラダ、筑前煮を特産材「根羽杉」で作った弁当箱に詰め、ねば杉っ子餅の商品として1個1000円で販売。2時間半で150個を完売させた。

 行人様秋の祭典でにぎわう千石平では、両大学の学生11人と教授が「シカ肉は鉄分豊富で脂肪を燃焼させます」「疲労を和らげ、お肌にもいいですよ」と連呼しながら、積極的な販売活動を展開。味などを尋ねるアンケートへの協力も依頼した。

 販売ブース前にはシカによる農林被害の実態、信州ジビエブランドの構築を目指す信州ジビエ研究会の取り組みを紹介するパネル、シカの模型を展示した。

 8月の試食・検討会でパッケージデザインの大切さを説いた信大の准教授は、イラスト入りの包み紙について「色が鮮やかで女子大生らしさが出ているし、ネーミングもいい」と合格点を与えた。

 岐阜女子大3年の学生(21)は「珍しい点に食いついてもらえたら。どんどん売っていきたい」、信大の男子大学院生(26)は「シカの研究も含めて一緒に盛り上げたい」と話していた。

 岐阜女子大は2005年から同村のグリーンツーリズム経営について研究を重ね、この日の弁当は過去に試作品を販売した反省を生かして考案。信州大学は村と地域連携協定を結び、食肉用シカの合理的な捕獲方法と活用を研究しており、両大学と村は弁当の正式な商品化に加え、食堂で日常的に提供するメニューの開発を目指している。

  

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